Acoustic Guitar Book 55

 今度の「アコースティック・ギター・ブック」は、特集「ジャパニーズ・ポップスとコード進行」となっています。

 昨今ひそかにシティ・ポップと呼ばれる80年代サウンドに注目が集まっているようですね。アメリカ西海岸を中心にAORと呼ばれるジャンルが流行した当時、日本でもAORサウンドを取り入れたポップスが多く生まれ一定のファンの間で流行っていました。その当時のサウンドをYoutubeで聞いた現代の本場アメリカでうけているといった具合です。

 懐かしく聞く世代と新鮮に感じる世代があると思いますが、皆様はどう感じるでしょう?YAMAHAのDx7のFMピアノやRolandのD-50のFantasia等を聞くと、一周回って新鮮に聞こえるかも知れませんね。シンセの型番と音色名で話をしている時点で、懐かしさしかない私ですが。。。。

 懐かしサウンドのリバイバルとしては、ジャパニーズ・ロックとして70年代初頭に登場したグループサウンドにも注目が集まっています。当時やはりアメリカで流行していたフォークロックの輸入盤のようなサウンドに日本語を乗せて歌っています。ニールヤングやスティーブンスティルス、POCOのようなサウンドを思い起こしますが、歌はフォークソング感が色濃くでていますね。日本語の音がどうしてもそのようなサウンド感を彷彿させるようです。

 中でも特に有名だったのは「はっぴぃえんど」でしょう。大瀧詠一、細野晴臣、松本隆、鈴木茂とビックネームが連ねています。「夏なんです」の完コピ楽譜が掲載されていますので、是非アコースティック・ギターで弾いてみて下さい。楽譜の採譜、解説は、仲野先生が原稿執筆をしています。

シンコーミュージック「Acoustic Guitar Book 55」

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