ギター小ネタドリル vol.23「音階で遊ぶ」

皆さんこんにちわ。ゴールデン・ウィークとは言え、休みの予定どころではない今日この頃ですが、せっかくなので、今回は少し遊び心を持った内容にしてみようと思います。あまり堅苦しくせず、気楽に弾いてみて下さい。

少しだけお勉強もしましょう。さて、タイトルにありますが「音階」という用語を聞いた事はあると思います。では音階とは何でしょう?音階は、文字で表されているように「音が、ある規則に沿って階段状に並んでいるもの」としておきましょう。幾つかの音が規則的に並んでいるものを音階と呼び、最も基本的な音階は「ドレミファソラシド」です。ドレミ〜も音の並びですね。譜面に書くとこのように階段状になっています。

このドレミ〜は「全全半全全全半」という規則に沿って音が並んでいます。この規則に沿って並んだ音階を、「メジャー・スケール」と読んでいます。「スケール」とは「音階」のことです。メジャーは長調のことですね。スケール(音階)は、それぞれが個性を持っています。そこに使われている音の並びそのものが個性的であり、音を並べることでその独特な響きを得ることができます。では、解りやすく個性的な音階を紹介しますので、実際に弾いてみて下さい。

日本音階
メジャースケールの2番目と5番目の音を抜いた5つの音からなる音階です。文字通り日本らしさのある?というより演歌の世界観ですね。

音階を順に弾いてみました。どうですか?昭和にひとっ飛びですね。

沖縄音階
日本音階の「ラ」を「ソ」に置き換えると、一気に南国ムード。沖縄の明るく爽やかな雰囲気が伝わってきますね。

これも順に適当に弾いてみましょう。ちょっと跳ねた感じで弾くと、より雰囲気がいいですね。

アラビア音階
今度は一気に中近東まで飛んじゃいました。ギター弾くには、運指が少し大変な音階ですね。半音の使い方が不思議な音階ですな。オリエンタルスケールなんて呼ばれることもあります。

これは、ギターでは弾きにくいですな。かなり個性的な音階で面白いです。

ジプシー音階
ハンガリー音階の方が正式な呼び方かな?ロマ音階とも呼ばれたりしますね。やはり半音の使い方が面白いスケールですが、ギターでは少々弾きにくいですな。

アラビア音階との違いがわかりずらいですね。

このように、音階にはそれぞれ個性があるわけですね。音階の音を紡いでいけば、その個性を得ることが出来るわけです。音楽とは不思議で面白いものですね。ではまた次の小ネタドリルで会いましょう。

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