講師インタビュー「北郷先生」

ギター ギター講師インタビュー

今回は当スクールの代表でもある、北郷先生にインタビューしました!北郷先生はギターやウクレレのほかにスチール・ギターのレッスンも行っており、近年「一般社団法人スチール・ギター協会」を立ち上げるなど、精力的に活動をしています。今回は北郷先生にスチール・ギターの魅力やレッスンについて伺ってみましょう。

RGS:まずは自己紹介と、スチール・ギターとはどのような楽器なのかを簡単に説明お願いします。

北郷先生:どうも、皆さんこんにちは。エレキ・ギター、ウクレレ、スチール・ギターのコースを担当しています北郷です。スチール・ギターの教則本「ラップスチールギター基本の教科書」が2/1に発売されました。スチール・ギターはギターを横に寝かせて、専用のスチール・バーで演奏するスライド楽器です。下の写真を参考にして見て下さい。主にハワイアンやカントリーで使用されていますが、POPSやJAZZ、BLUESでも使用されています。まだまだ一般的な知名度の低い楽器なので多くの方々にその魅力を伝えたくて、様々な活動をしています。

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RGS:たしかに弦楽器の仲間なのにメディアで見聞きすることはあまりないですよね。昔スチール・ギターのムーヴメントがあったようですが、若い世代には形状やサウンドがイメージできない人も多そうですね。ちなみに弦楽器は他にもたくさんありますが、なぜスチール・ギターだったのでしょうか。先生がスチール・ギターにのめり込むようになったキッカケがあれば知りたいです。

北郷先生:元々は我々の師である小林克己の仕事を手伝っている時に、バディ・エモンズの演奏に感銘を受けた所からスチール・ギターを掘り下げるようになりました。その音を聴いた時に不思議だったのが、複数の弦が同時に鳴っている時に、特定の弦の音程だけがチョーキングされたことです。実に不思議な現象が起きた事で、この楽器について知りたいと思いのめり込んでいきました。スチール・ギターは他の楽器では表現できないこのような音程の変化や、音色に唯一無二の存在感を持った楽器です。曲の中に入った時に、一瞬で空気を変えることの出来る強いパワーを持った音色が最大の魅力です。ゆえにスチール・ギターなのです。

RGS:和音の変化の仕方に耳のアンテナが引っかかったというのは先生らしいですね。まさにスチール・ギターの音色は他の楽器では代用不可だと思います。そのサウンドに憧れて始める人も少なくありませんが、スチール・ギターって弦の数やペダルの有無など、仕様が異なるモデルがたくさん出ていますよね。これから始めたい初心者はまず何から手を出せば良いのでしょうか?

北郷先生:まず弾きたい音のイメージから大きく2種類に分かれると思います。カントリーの中に入るペダル・スチールは、そのサウンドが絶対的ですので、ペダル・スチールが弾きたいのならペダルを踏む所から始めると良いと思います。それ以外のハワイアンやウエスタンスイング、歌謡曲等を弾きたい場合、またはとにかくスチール・ギターのサウンド感を弾きたい場合や、何を選べば良いかわからない方は、6弦C6チューニングのラップ・スチール(ペダルのないスチール)から弾くのが良いですね。スチール・ギターは6弦が最も基本となるモデルです。6弦→8弦→ペダルと発展していきます。

ペダルスチールを弾く北郷先生と武谷先生

RGS:最初にペダルかラップかの大きな分かれ道があるんですね。ペダルを選んだ方は高い難易度からスタートすることになりますね…。スチール・ギターは教室としてレッスンを行っているところも国内にはほとんど無いようですが、普段はどのような教材を使ってレッスンをやっているのでしょうか。またレッスンの中で特に難しいと感じる部分があれば教えてください。

北郷先生:スチール・ギターのプロ・プレイヤーそのものが殆どいないですからね。レッスンを行える講師も殆どいないと思いますね。教材はまず、私が執筆した「教科書シリーズ」の教則本がありますので、そこから基本的なピッキングやバーの扱い等を練習します。演奏曲は多ジャンルに渡って使用される楽器なので、ジャンルごとに基礎的な要素を持った曲を演奏しています。ハワイアンなら「アロハオエ」や「カイマナヒラ」、歌謡曲なら○○、ウエスタンスイングなら○○とかですね。

RGS:ジャンルごとにアプローチが変わるんですね!そうなると基礎をしっかり習得できる教科書は必要不可欠ですよね。先生は近年スチール・ギター協会を立ち上げ、世界初の本格的なスチール・ギター教本を発表しましたよね。教本を発売しようと思った動機と、協会としての今後の目標や野望をお聞きしたいです。

北郷先生:昨今、スチール・ギターのプレイヤーは元より製造するビルダーも減少傾向にあります。スチール・ギターはとても魅力的な楽器なので、このまま衰退することは何としても止めたいと思い、その意思の表れを具現化するために「一般社団法人スチール・ギター協会」を立ち上げました。そして、今まで大手出版社で数々のギター教則本の執筆してきたノウハウをそのままスチール・ギターの教則本にしました。スチール・ギターの衰退の大きな原因の一つに「弾きたくても難しくて弾けない」という事があると思います。実際、私も演奏を習得するまでに多くの苦労がありました。教則本は元より、楽譜も無いので、自ら解析をしなければならない事が多く、楽器経験者の私でも大変でした。教本は技術と知識の継承を長く広く行うためのツールとして大きな役割を果たすと思い出版をしました。今後も教科書シリーズの続編を執筆しながら、それに連動する動画を発表し、レッスンも並行して行いながら技術教授をしていきます。また、スチール・ギターの音の魅力を広げるためのライブ演奏、音源の発表も準備をしておりますが、これに関しては巷に広がったウィルスの脅威により、順調に進んではいないのが現状です。今後は、楽器を製造するビルダーに対しても協力を求めていく活動を予定しており、エレキ、アコギ、ウクレレ、スチールが楽器選択時のエントリー楽器として同等になる事を目指したいと思います!!

RGS:レッスンや本の出版だけでは留まらず、ビルダーも巻き込んで業界全体を活性化させて行きたいということですね!ムーヴメントの真っ只中にいた世代の方々だけじゃなく、若い世代の方にも是非スチール・ギターの唯一無二のサウンドや、演奏性の魅力を感じでもらいたいですね。教本の購入者さん達から応援の声もたくさん寄せられていますので、コロナ禍に負けず活動を続けていってください。ありがとうございました!

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