ウクレレ ドレミを弾く
ウクレレでドレミ~を弾く
楽器を持ったら、まず「ドレミファソラシド」を弾いてみましょう。メロディーを弾く時やコードを押えるときも、このドレミ~ポジションを覚えておくと非常に役に立ちます。
ドレミファソラシド
まず、ドレミ~はどんなものなのでしょう?少し勉強しましょう。これは「Do(ド)から始まるメジャースケール」と解釈します。”メジャースケール”とは何でしょう?メジャースケールは、基準音から「全全半全全全半」と音程差がなるように並べた音階の事です。基準音となる音はDo(ド)でなくても良いです。音程差が「全全半全全全半」になれば、全てメジャースケールと呼びます。
下図上はDo(ド)から始まるメジャースケールです。下はSo(ソ)から始まるメジャースケールです。どちらも音程差が「全全半全全全半」になっています。
ウクレレのフレット
ウクレレは、1フレット進むと半音音程が上がります。2フレット進むと全音上がります。例えば、1フレットに対して、2フレットは半音高い音になります。1フレットに対して3フレットは全音高い音です。全音は「1音」とも呼びます。
DoReMi?
ドレミ~はイタリア語です。便宜上「ドレミ~を弾こう」と言っていますが、ウクレレは、ハワイ~米国で発展していますので、通常、英語表記で話をします。コードネームには、「C」や「Fm」と英語表記が使われていると思います。ドレミ~をCDE~に脳内で変換しましょう。
国名 | 音名 | 説明 | |||||||
伊 | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド | イタリア語表記。ウクレレの演奏には必要ないので、記憶の片隅くらいに置いておく程度 |
英 | C | D | E | F | G | A | B | C | 英語表記。コードネーム、チューニング、スケール等にも使われる。ウクレレ用語は殆ど英語表記なので必ず覚える |
日 | ハ | ニ | ホ | ヘ | ト | イ | ロ | ハ | 日本語表記。5線譜の頭に付く記号をト音記号と呼びます。この「ト音」はG音を表しています。この説明以外に使う機会はないです。 |
独 | C | D | E | F | G | A | H | C | ドイツ語表記。もちろん使いません。 |
Cメジャースケール
以上の事を踏まえると、基準音「C」から始まるメジャースケールなので、「ドレミファソラシド」は”Cメジャースケール”と呼びます。では、ウクレレのCメジャースケール・ポジションを見てみましょう。
場所と音名を覚えましょう。”順を追って指を動かすと音名が解る”程度ではなく、「この音はココにある!」とダイレクトに解るようにしておくことが大事です。メロディーやコードを弾く場合、メジャースケールを順に弾く事は、ほぼないです。1音1音の場所と音名を記憶しましょう。
2弦3フレットのG音は4弦開放のG音と同じです。4弦にG音を持って来て覚えておくのも良いでしょう。ハイGのチューニングを活かしたメロディープレイをする時には特に有効です。
運指について
弦を押さえる指を決めます。1フレットは人差指で押弦、2フレットは中指、3フレットは薬指で押さえます。どの弦を押さえても、この指使いでフレットを押えます。とても大事なので、必ず守りましょう。
1フレット | 2フレット | 3フレット |
人差指 | 中指 | 薬指 |
第2ポジション
ウクレレには、メジャースケールを弾きやすいポジションと言うのがもう一つあります。2つのポジションを覚えておくと、ハイ・ポジションを使ったテクニカルなプレイや、独奏を弾く際にとても約に立ちます。何で役に立つのかは、長く演奏をしていると、いずれ解ると思います。第2ポジションも覚えておきましょう。2弦8フレットのC音を中心に覚えておくと良いでしょう。
全ポジション
結局のところ、最終的には指板にある音を全部覚える事が大事になります。これは、メロディーを弾くだけでなく、コードやバンプを弾くときにも大切な事です。自分が弾いている音の音程が何なのか、これを解った上で弾く事が出来たとき、ウクレレを弾きこなしていると言ってもいいでしょう。すぐに全部を覚える必要はないですが、一応ポジション図を置いておきます。少しずつ覚えてみましょう。
ウクレレは伴奏楽器であると同時に、メロディーを弾く事も、独奏を弾く事もできます。音程を鳴らす事ができる楽器なので、音階を覚えておくことは演奏者として大事なことです。タブ譜丸覚えや、ダイアグラムでコードを見るような事は、できるだけ早い段階で卒業しましょう。その為にも、メジャースケールの暗記は第一歩です。頑張りましょう。
金髪センセー
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