ウクレレアレンジ 結婚行進曲

ウクレレアレンジ 結婚行進曲

メンデルスゾーンの結婚行進曲を、ウクレレ・アレンジで弾いてみましょう。クラシック曲をウクレレで弾く事が出来るのでしょうか。ウクレレでも雰囲気が出せるように、アレンジを工夫してみました。皆さんもお馴染の曲だと思いますので、トライしてみて下さい。

メンデルスゾーン 結婚行進曲
結婚行進曲譜面

演奏POINT
ポイントとなる部分を取り上げてみてみましょう。まず、イントロというか、出だしの部分ですね。パパパパー♪パパパパー♪です。
3弦2フレットの単音に始まり、2弦、4弦と、徐々に弾く弦を増やしていきます。ここは、弦を1本、2本とつま弾いていたら、とてもこの速さで3連符を刻むことができません。仮につま弾きができても、あまり良い演奏にはならないでしょう。そこでこの箇所は、右手を大きくストロークすることにします。コードを弾くようにストロークで弾きます。

ストロークをしながら、どうように、弾く弦を1本、2本、3本とコントロールすれば良いのでしょう?右手を大きく振りながら、3弦だけを捉えて1本だけ弾く、なんて器用なことは流石にできません。そこで、弾く弦のコントロールを左手でする事にします。

まず、人差指で、3弦の2フレットを押さえてみましょう。3弦2フレットを押さえたら、人差指の指先で、ちょんと4弦を触りミュートしておきます。と同時に、人差指の腹のあたりで、1弦2弦を軽く触り、これもミュートします。下の図を参考にして押弦するフォームを確認してみましょう。3弦以外の弦がミュートされているので、ストロークをすると、3弦だけを鳴らす事ができます。4弦から1弦を一気に弾き下ろしましょう。

左手のフォーム

ミュートは大変
どうでしょう。全ての弦をストロークしていながら、3弦の音だけが鳴るように弾けたら成功です。実際に弾いてみると分かりますが、理屈で考えるよりはるかに難しい奏法です。初めはできなくても、ゆっくり練習して、コツを掴むようにしましょう。この奏法は、指の角度や、力加減などを微調節し、身体でその感覚を掴む事がポイントになります。ミュート・テクニックはとても難しいですが、一回コツを掴めば、「な~んだ」ってなくらい、簡単にできてしまうでしょう。コツを掴むまでコツコツと、、、練習して下さい。

WedingD1
▲人差指をコントロールして、3弦だけを押弦しています。

弾く弦を増やす
弦を増やしていくのも同様に、左手で押弦する弦とミュートする弦をコントロールします。例えば2、3弦の押弦は、人差指で2弦、3弦2フレットを押さえ、4弦は指先で、1弦は指の腹でミュートして弾きます。これで、頭の5小節は克服できるでしょう。

WedingD2 WedingD3
▲2弦と3弦だけを押弦しています。 ▲2~4弦を押弦して、1弦はミュートしています。

コードフォームの確認
コードBm6は4フレットをセーハして押えます。続くC#は、セーハをしている人差指を動かさずに、中指、薬指だけを押さえ変えましょう。コード・フォームは下の写真を参考にして下さい。

WedingBm6 WedingC#
▲Bm6のフォーム。4フレットを人差指でセーハする ▲C#のフォーム。セーハをしている人差指は手前のコードから動かさずに

コードフォームの確認
下段1小節目、1拍目2拍目のコード進行のフォームを確認しておきましょう。頭のコードは1フレットをセーハして、2弦を薬指、1弦を小指で押弦します。続くF#mは2弦を押弦している薬指を3フレットにスライド移動させるようにして、コード・チェンジします。薬指を弦から離して押さえ変えないように注意しておきましょう。

WedingC#7 WedingF#m
▲下段アタマC#7のフォーム。1フレットをセーハして押弦 ▲F#mのフォーム。薬指を3フレットにスライドさせてチェンジする

Dコードはアルペジオで
後は、順次楽譜を見て、コードフォームを確認しながら弾いてみましょう。コードDの小節は、Dコードを押えたままアルペジオで弾きます。

コードDアルペジオ

お友逹の結婚式の2次会で、皆がほろほろ酔っ払ってきたらポロポロ弾いてあげましょう。

金髪センセー

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