ブルーグラス・ギターコース
こちらはブルーグラスのギターを専門にしたコースです。
ブルーグラスのギターに興味のある方、ブルーグラスの一歩進んだテクニック、スピード、フレーズを手に入れたい方、専門の講師がブルーグラスに特化した奏法、フレーズ、アドリブ・プレイのコツ等のレッスンを行います。
ブルーグラスは、とにかくピッキング・テクニックがポイントになるプレイ・スタイルが特徴です。ピッキング・テクニックの基礎から、スピード・アップのコツ、安定したピッキング方法など、あらゆる角度からブルーグラスを弾けるように指導していきます。また、クロス・ピッキングやベース・ランを取り入れたブルーグラス独特なフレーズの練習もしていき、自由にアドリブがとれるようにレッスンをしています。
完全マンツーマンレッスンで、生徒様のスタイルに合わせ分かりやすく丁寧にレッスンを行います。また、ブルーグラス・コースではアコースティックギターでのレッスンになります。
担当講師:武谷
レッスン開講日:月、火
※空き状況によりご希望のお時間に添えないことがありますので、お問い合わせください。
武谷先生にレッスンに関して、ブルースやブルーグラスについてインタビューをした記事です。先生の音楽に対する熱い想いが溢れています。是非ご覧下さい。→こちら
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TEL:03-6279-9006
(お電話による受付は12:00~22:00)
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個人レッスン
30分 月3回 ¥11,000/月謝
コース名 | レッスン形態 | レッスン時間 | レッスン回数 | 月謝(税込) |
ブルーグラス・ギター専門コース | 個人 | 30分 | 月3回 | ¥11,000 |
ブルーグラスってどんな音楽ですか?カントリーとの違いは何でしょうか?
ブルーグラスはカントリー同様アメリカで生まれた音楽で、古くからアメリカの白人を中心に親しまれてきた音楽です。ブルーグラスの源流は、アメリカ南東部に移住したアイルランド、スコットランド系の移民の音楽と、アフリカから連れて来られた奴隷達による黒人系の音楽が融合して作られた、マウンテン・ミュージックにあると言われています。
ブルーグラスとカントリーの大きな違いは、楽器編成と「アコースティック」へのこだわりです。カントリーは、パーカッション系のリズム楽器をバンドに取り入れたり、エレキ・ギターなどのエレクトリックな楽器を時代に合わせて使用してきました。対して、ブルーグラスは、バンジョー、マンドリン、ギター、フィドル、ウッドベース等の弦楽器を中心に演奏され、電気を一切使わないアコースティックな表現方法が魅力の音楽です。
ブルーグラスの名曲ってどんなのですか?代表的なプレイヤーも教えて下さい。
氷山の一角ですが、ブルーグラスの名曲を5曲ほど紹介しましょう。
「Foggy Mountain Breakdown」
Lester Flatt and Earl Scruggsによるブルーグラスを代表する名インスト曲です。アップ・テンポで弾きまくる、疾走感のあるバンジョーはブルーグラスのイメージにぴったり。ちなみに、バンジョーを担当するEarl Scruggsは、3本指によるピッキング・スタイルを普及させた偉大なミュージシャンです。
「Blue Moon Of Kentucky」
ブルーグラスというジャンルを確立させ、「ブルーグラスの父」とも呼ばれるBill Monroe作の1曲。この曲は1946年に制作され、その後ブルーグラスに限らず、様々なジャンルのミュージシャンにカバーされたジャンルを超えた名曲。前半はしっとりと歌い上げるワルツなのですが、後半テンポが速くなり2ビートに移行する秀逸なアレンジが印象的です。
「I’m Man Of Constant Sorrow」
カーター・スタンレーとラルフ・スタンレーの兄弟から兄弟からなるブルーグラス・デュオStanley Brothers作の1曲。2000年に公開された映画「オー・ブラザー!」の主題歌に起用されたことで一般的な知名度も上がった曲です。ブルーグラス特有の前ノリのリズムとは違った、ゆったりとしたミドル・テンポが印象的な名曲。
「Nine Pound Hammer」
多くのミュージシャンによってレコーディングされているトラディショナル・ソング。ブルーグラスに限らず、カントリー系のミュージシャンもよく演奏しています。ブルー・ノートを多用した渋いボーカルラインが印象的な1曲。3コードのシンプルなコード進行がブルーグラスに非常にマッチしており、セッションでは頻繁にプレイされる名曲です。
「Black Mountain Rag」
もともと伝統的なフィドル・チューンとして知られていた曲だったのですが、Doc Watsonがギターでアレンジしたことで、ブルースグラス・ギターのスタンダード・ナンバーとして定着した1曲。Doc Watsonのコードと単音を行き来する独特のピッキング・スタイルは後のブルーグラス・ギタリストに多大な影響を与えました。
ドブロを使ったスライド・プレイに興味があります。そういった演奏も教えてもらえますか?
残念ながら、ドブロ・ギターに関しては専門外のため、対応することが出来ず、当コースではレッスンの対象外になっております。ドブロ・ギターの奏法は、円筒型のスライド・バーを使った、非常に独特なプレイ・スタイルが特徴です。ドブロのスライド・プレイは、通常のアコースティック・ギターよりも、スチールギターのテクニックに近いものがあります。ドブロ・ギターのレッスンは、当スクールのスチール・ギター・コースで受講することが出来ますので、ドブロ・ギターを学習したい方はそちらをオススメします。お問い合わせ、お申し込みの際にその旨をお伝え下さい。
ブルーグラスに向いているギターというのはあるのでしょうか?通常のアコースティック・ギターで演奏することはできますか?
アコースティック・ギターでブルーグラスを演奏する際に求められるものとして、音量の大きさ、低音の力強さ、粒立ちの良さなどがあげられるでしょう。これらの要素を兼ね備えた定番の機種として、Martin D-28が有名です。D-28のサウンドがブルーグラス・ギターのイメージを作り上げてきたといっても過言では無いほど、定番のギターとして定着しています。Martin以外の多くのメーカーからブルーグラスに特化したアコースティック・ギターがリリースされていますが、ヴィンテージのMartin D-28を模倣して作られているものが多いのもそのためです。
通常のアコースティック・ギターでも、ギター・ソロや弾き語り、マンドリンなど比較的音量が小さな楽器とのユニットなどでブルーグラスを演奏することは十分に可能です。ただ、ブルーグラス・バンドで他の楽器と合わせる時、音量が足りなかったり、音が抜けてこない場合があります。やはり、ブルーグラスを演奏する際は、Martin D-28などブルーグラス向きのアコギを使用することをオススメします。
ブルーグラスに興味がありますが、ギターは始めたばかりの初心者です。ブルーグラス・コースから始めるのと通常のコースから始めるのとどちらが良いでしょう?コースによる違いはどのくらいあるのでしょうか?
ブルーグラスに興味があるのであれば、ブルーグラス・コースから始めることをオススメします。やはり自分の好きなジャンルの曲で練習をしたほうが、練習に対してのモチベーションも上がり、より早い上達に繋がるものです。通常コースとの違いですが、通常コースは、ロック、ポップスなどを中心に取り上げ、ギターに関連する幅広い知識とテクニックの習得を目指しています。対して、ブルーグラス・コースは、基本的にブルーグラスの曲でレッスンを行い、ブルーグラスを弾くためのノウハウを徹底して学習していくコースとなっています。とにかくブルーグラスをやりたいという方にオススメのコースです。また、ブルーグラス・ギターはテクニカルな面も多々あるので、難しいと思われている方が多いと思いますが、レッスンでは初心者の方でも無理なく上達して行けるようなカリキュラムもご用意しております。レッスンは個々人のレベルに合わせて行いますので、ギターを始めたばかりでも、気軽な気持ちで体験レッスンにお越し頂ければと思います。
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