自粛要請期間特別コラム vol.16 「タッピング練習張-3」

タッピング練習3回目です。今回は弦移動をしてみましょう。基本フォームがしっかり出来ていないと安定したタッピングができないので、こちらから良く確認しておきましょう。→タッピング練習張-1

弦の移動
ピッキングをしないタッピング・プレイにおいて、弦移動は非常に難しいテクニックになります。タッピングでの弦移動は、第1音目が左右どちらかのタップだけで発音させることになります。左手によるタップが1音目になる場合は「左手先行」、右手のタップが1音目になる場合は「右手先行」と呼びます。どちらかと言うと右手先行の方が難易度は低いので、まずは右手先行から練習してみましょう。


右手先行のタッピング
タッピングのフォームや弾き方は他のどのタッピングとも同じです。弦を移動した直後、第1音目のタップを右手で行います。フレットの「キワ」を狙って、低い位置から素早くタップすると綺麗に発音させることができます。


左手先行のタッピング
左手先行は慣れていないと力が入りづらく、発音が弱くなる傾向があります。ネックをしっかり握って、指を大きく動かすのではなく、フレットのキワのギリギリの位置を狙ってタップします。指先のピンポイントで素早く弦を捉えると綺麗になりますので、よく練習しておきましょう。


弦移動練習
弦移動の練習をしてみましょう。各音をハッキリ鳴らすように、指先に少し力を入れて、弦を強めに叩くように意識しておくといいでしょう。弦移動の際、注意するポイントはノイズのケアです。左右の手を使ってノイズを処理しながら弾く事が大事ですが、これには細かなポイントがあるので、先生に聞いてみて下さい。


実践フレーズ
弦移動実践フレーズです。ペンタ・トニック・スケールだけを使っていますが、タッピングで弾くことにより、かなり複雑な音に聴こえると思います。ポイントはやはりノイズ処理にあります。大きなアクションはノイズの原因になりますので、指をコンパクトに小さく動かすことは大事です。


まとめ
左右の弦移動が伴うと、かなり色々なパターンのフレーズを弾く事ができます。タッピング・フレーズは、コード・トーンを元に作られてることが殆どです。フレーズの作り方が解ると、自分なりのフレーズや、ソロ・プレイに応用ができるようになります。フレーズの詳細に関しては、レッスンの時に先生に聞いてみましょう。

アールジーエス・ギタースクール

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