ペダルスチール ドレミを弾く
ペダルスチール ドレミを弾く
ペダルスチール・ギターでドレミファソラシド(メジャースケール)のポジションを見てみましょう。ここでは、E9thチューニングでの弾き方について見てみます。ペダルは最低限付いている3ペダル、2レバーの仕様で弾く事を前提とします。
E9チューニングのペダルとレバー
E9thチューニングは以下の譜面に表したモノを使います。3ペダルのチューニングはAペダルが5弦と10弦を全音上げます。Bペダルは3弦と6弦を半音上げます。メジャースケールやシンプルなリード・プレイでは、この2つのペダルを主に使いますので、今回は2ペダルの使い方を良く覚えておきましょう。レバーは4弦と8弦を半音下げるLKRを使います。ABペダルとLKRの3つの動作がペダルスチールの最も基本的な動きになるので、初めのうちはこの3つの操作を集中的に練習するといいでしょう。
E9thチューニング譜面
ペダルと操作できる音程の関係は以下のようになります。
弦 | E9 | Aペダル | Bペダル | LKR |
1弦 | F# | |||
2弦 | D# | |||
3弦 | G# | 半音上 | ||
4弦 | E | 半音下 | ||
5弦 | B | 全音上 | ||
6弦 | G# | 半音上 | ||
7弦 | F# | |||
8弦 | E | 半音下 | ||
9弦 | D | |||
10弦 | B | 全音上 |
E9チューニングでメジャースケールを弾く
ドの音
メジャースケールとは、いわゆるドレミファソラシドのことです。今回はKey=Cのメジャースケールを弾いてみることにします。バーの位置は、オープンで弾く事のできるコードの位置を基本ポジションと捉えます。Key=Cのドレミを弾く時は、Cコードのポジション、ようするに、8フレットが基本ポジションになります。バーを8フレットに構えると、一番低いドの音(C音)は8弦になります。8弦8フレット=C音です。これをメジャースケールの出発地点(トニック音)として考えてみましょう。
ドレミ
2度の音レ(D音)は直上の7弦に在ります。バーは同じく8フレットに構えておきましょう。続く3度の音ミ(E音)は6弦の8フレットです。バーは8フレットに構えたまま、8弦→7弦→6弦と順番に上に上がっていくと、「ドレミ」と弾く事ができます。バーのポジションは8フレットに固定したまま弾くことができるので簡単ですね。
ファの音はミの音の半音上です。フレットでいうと1フレット上がればいいので、6弦9フレットがファの音になります。しかし、ペダルスチールはペダルで音程を変化させる事ができますので、ペダルを活用して弾く弾き方を見てみましょう。6弦の音程を変化させるペダルはBペダルです。Bペダルを踏むことで、6弦を半音上げる事ができますね。従って、ファ(F音)は、バーを8フレットに構えたままBペダルを踏むことで鳴らす事ができます。バーのポジションが8フレットに固定したまま弾く事ができるので簡単ですね。
ソとラの音を見てみましょう。ソの音は5弦の8フレットになります。8フレットにバーを構えたまま5弦を弾けばソの音が鳴ります。続くラの音はソの音の全音上ですので、5弦10フレットになりますが、ここでもペダル操作を利用してみましょう。5弦の音程を操作するのはAペダルです。Aペダルを踏むと5弦の音程を全音上げる事ができますので、バーを8フレットに構えたままAペダルを踏んで5弦を弾けばラの音(A音)を鳴らす事ができます。ソの音が5弦8フレット、ラの音が5弦8フレット+Aペダルです。バーのポジションを8フレットに固定したまま弾く事ができるので簡単ですね。
シの音は2つの鳴らし方があります。シの音は高いドの音の半音下ですが、これは、2弦の8フレットの音になります。8フレットにバーを構えたまま2弦を弾くとシの音を鳴らす事ができます。または、4弦の8フレットが高いドの音になりますので、これをLKRで半音下げてもシの音を鳴らす事ができます。どちらの方法でもバーのポジションは8触れとに固定したまま弾く事ができるので簡単ですね。フレーズやテンポによってこの2つの音は使い分けるので、両方のパターンを覚えておくといいでしょう。
Cメジャースケールのポジションを確認しておきましょう。バーは8フレットに固定したまま弾く事ができます。コードのポジションと同じ場所で弾く事ができるので、覚えやすいと思います。まずは、このポジションをしっかり覚えておきましょう。
Cメジャースケール譜面
8弦 | 7弦 | 6弦 | 6弦+B | 5弦 | 5弦+A | 2弦 | 4弦 |
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド |
ドレミを使った簡単な実用フレーズを紹介しておきましょう。上で紹介したスケールポジションはこのようなフレーズで実際に使われます。ポジションと音の並びが記憶に定着するように繰り返し練習しておきましょう。
金髪せんせー