スチールギター ハーモニーの練習 1回目

スチールギター ハーモニーの練習 1回目

スチールギターでメロディーを弾く際に、そのスケールやコード・トーンに対するハーモニーを付けて弾く練習をしてみましょう。メロディーにハーモニーを付ける場合は、その時のコードに対するコード・トーンを意識しておく必要があります。まずはCメジャースケールのスケール・ポジションを確認してみましょう。

Cメジャー・スケールのポジション
幾つかのポジションが考えられますが、ハーモニーを付けやすいように、横移動をするポジションを見てみましょう。2弦開放の「C音」から始まり、「全全半全全全半」に並べるとCメジャースケールになります。Hamo0

Cメジャー・スケール 3度ハモ その1
ではCメジャースケールのポジションに3度のハーモニーを付けてみましょう。ここでは下3度のハモを付けています。初めと最後は実用性を踏まえてG音をハーモナイズしています。弦移動が少ないパターンなので、ピッキングは楽に弾けると思います。スラントとレギュラーの違いを、ポジションで覚えてしまうと良いでしょう。

Hamo1

Cメジャー・スケール 3度ハモ その2
もう一つ同じハーモニーを違うポジションで弾いてみました。ここでも、最後の音は実用性の高いE音のハモにしています。スラントが少ない分バーの動きは楽になりますが、弦移動が多いので、ピッキングの練習はしっかりしなければなりません。しっかりポジションを覚えておきましょう。

Hamo2

このようなハーモニーを付けて弾く事は、スチール・ギターらしい演奏をする上で非常に大切な要素となります。コード・プレイにも応用ができるので、スムーズに弾く事ができるように練習しておきましょう。また、ポジションを平行移動させれば他のKeyのハーモニーを弾く事もできます。いろいろなKeyのポジションを試してみて下さい。

ポジションを覚えるのは面倒だと思います。しかし、スチール・ギターを弾きこなす為には、このようなハーモニーのポジション等が瞬時に頭に浮かぶ事が大切になってきます。じっくり覚えていきましょう。

JOY TO THE WORLD
では上記二つのポジションを使って「JOY TO THE WORLD」を弾いてみましょう。二つのポジションをうまく組み合わせれば、これ以外のポジションでも弾く事ができると思います。より自分の弾きやすいポジションを探して弾いてみるもの良いでしょう。JoyToTheWorld

ハーモニーを弾く事は、スチールギターの演奏において、とても大切な要素となります。コード・プレイにも応用ができるので、ポジションをしっかり覚えておくと良いでしょう。ここではKey=Cのポジションだけ取り上げていますが、他のKeyでも対応できる必要があります。基本的には平行移動すれば良いのですが、単純にポジションを上げていけば良い訳ではないことは、ある程度スチール・ギターを弾いていれば分かると思います。幾つものKeyで弾きこなす為には、かなりの慣れが必要になります。まずは、よく使われるであろうKey=G、D、F辺りから弾きなれていくといいでしょう。2回目は6度のハーモニーを弾きます。そちらも同時にチェックしておいて下さい。

金髪せんせー

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