スチールギター ハワイアンバンプを弾く 2回目

スチールギターでハワイアンバンプを弾く 2回目

ハワイアンでのお決まりフレーズ、バンプを弾いてみましょう。定番フレーズなので、丸暗記して、自分のプレイに応用できるようにしておくといいでしょう。今回は色々なフレーズの紹介をします。特に分散コード的なプレイを中心に取り上げてみましょう。

ハワイアン・バンプで使用されるコード進行は、II7→V7→Iでした。V7→Iの進行も良く使われます。これらの各コード・トーンをアルペジオで弾くだけでもバンプ・フレーズとして使う事ができます。ここでは、アルペジオに1音、2音加えてよりバンプらしいフレーズを作ってみましょう。

スチールギターのチューニングは6弦C6「ECAGEC」(1弦~6弦)です。

Ex-1
Ex-1
▲Key=FのIIV V7 Iです。G7に1弦5フレットA音(9th)を加えたアルペジオ、C7は単純な分散和音です。

Ex-2
Ex-2
▲Key=F、V7→Iのコード進行です。C7の頭で2フレット上からの下降ラインを弾いてコード・トーンに落ち着いています。

Ex-3
Ex-3
▲Key=GのII7 V7 Iです。7フレットのGコードに向けた2フレット間のやりとりのように思っておきます。D7はコード・トーンを弾いているだけです。

Ex-4
Ex-4
▲Key=FのC7に対するフレーズ。1弦12フレットのE音に対してEb音、D音と下降ラインを挟むように弾いている。ウクレレやギターでは弾きやすいのですが、スチール・ギターではポジション移動が多くなるフレーズですね。

Ex-5
Ex-5
▲Key=CのII7 V7 Iです。2小節目の12フレットは音を繋げてアルペジオとして弾いてしまいましょう。
各コード・トーンを中心としたバンプ・フレーズでした。スチール・ギターでは7thコードを1ポジションで弾く事はできないので、2弦だけ1フレット上がるような動きが多いですね。「Iコードのフレットから、2フレット下がってI7」等という動きも多いです。色々なフレーズを弾いて検証してみて下さい。

→ハワイアンバンプを弾く 1回目
→ハワイアンバンプを弾く 3回目

金髪せんせー

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