スチールギター ティップ・ポジション

スチールギター ティップ・ポジションについて

バーのコントロールで、単音を弾く事に特化したティップ・ポジションを見てみましょう。レギュラー・ポジション、スラント・ポジションを使いこなせるようになったらトライしてみて下さい。

ティップ・ポジション

ティップ・ポジションは、バーの先を使って、弦を1本だけ捉えます。完全な単音を鳴らす事ができます。バーを持ち上げるのは、親指と中指でバーを挟み込みます。持ち上げる際に余弦のノイズが鳴りやすいのでちゅういしておきましょう。

ティップポジション
▲ティップ・ポジションの構え。バーを立てて、バーの先で弦を1本だけ押さえる。

ティップ・ポジションを使うフレーズ

ティップ・ポジションは余弦のないクリアな単音を鳴らす事ができます。細かく速いフレーズを弾く時に使ったりもしますが、かなり練習しないと、1本の弦を確実に捉える事は難しいです。また、下の譜例のように、ハンマリングやプリングのテクニックを使う際にも使います。ハンマリングやプリングは、バーの胴体を使って複音で行う事もありますが、単音の場合はティップ・ポジションを使う事が多いでしょう。

■H+Pの譜例
2拍目だけティップ・ポジションに持ち替えます。3拍目からの4フレット連続は、レギュラー・ポジションに戻してひきます。バーの持ち替えには慣れが必要です。繰り返し練習してみましょう。

H+P

ティップ・ポジションを使うのは、とても特殊なテクニックと思っておきましょう。やたらに使うものではなく、殆どのフレーズはレギュラー・ポジションで弾く事ができます。「こんなテクニックもあるんだ~」くらいに考えておければOKです。気が向いたら少しやってみて下さい。

金髪センセー

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