ウクレレを弾いている時の目線

ウクレレを弾いている時の目線
ウクレレを弾いている時、いったい何処を見ているのでしょう。自分の目線と比較して、ウクレレ上達の約に立てて下さい。

目線は大事
ウクレレを弾いている時、何処を見ているのか?これは、ウクレレを弾くときのフォームに大きく影響しています。ウクレレを綺麗に構えていれば、ココは見えない、ココを見ている、という場所が必ずあるハズです。目線を通して、ウクレレのフォームを見なおしてみましょう。

弾いている時はココを見ている
ウクレレを弾いている時の目線です。体型等の違いにより、若干のズレはあるでしょうが、大きくは変わらないはずです。自分の目線と比較してみましょう。

ウクレレを弾いている目線
▲ウクレレを弾いている時、見ている目線です。

ウクレレを弾いている時はココを見ている
ウクレレを弾いている時は、指板の縁、脇に付いたポジション・マークを見ています。このポジション・マークは演奏する時に実際に見る為についています。指板上に付いているポジション・マークは、演奏中に見ることは殆どありません。指板縁にマークのついていない安価なモデルのウクレレもあります。その場合は修正ペンのようなもので印を付けると、後で直ぐに消すこともできるので、5、7、10フレットに付けておくといいでしょう。

ポジションマーク
▲指板脇についているポジション・マーク

押弦するフレットは、このマークを元にポジションを確定させながら弾きます。指板脇に少しだけ見えるフレットの端部分も場所の目安にしています。確実にフレットが押さえられているかどうかを判断しているのは、フレットを押さえた位置や指の形ではなく、鳴る音です。音がしっかり鳴っていれば、しっかり押さえられている事になります。

弦は、指板脇から見える4弦を見ています。指板と4弦の隙間から押弦している指が見える事もあります。1~3弦は、位置を確認して押さえてはいません。指板の厚みや幅を考慮して、感で押さえています。正しい弦を押さえているかどうかは、鳴る音で判断しています。違う弦を押さえると、ほぼ100%変な音がします。

ウクレレを弾いている時ココは見ていない
ウクレレを弾いている時は、指板上のポジション・マークは見ていません。マークどころか、指板やフレット、弦も見ていません。指板や弦を見ていても、間違える時は間違えます。
見ない事が大切なわけではありません。しっかりとしたフォームで構えると、見えないだけです。見えないのに、無理に見ようと構えを変えたりしないことが大切です。ウクレレの指板は前を向いています。自然に構えると、ネックの裏しか見えませんね。それが正解です。

悪い例の目線
▲悪い例。弾いている時、指板は見えません。

右手は?見てる?
右手も見ていません。右手は左手よりも見ていません。左手は移動時のポジションを確認したり、多少は目線が行きますが、右手は終始視線を送る事はないです。ストロークはもちろん、アルペジオやメロディーを弾く時も一切見ないです。

見てないのに何で弾けるの?
弦や指板を見ないで、何で弾けるのでしょう。。
?弦やフレットの位置を覚えているから?
?指が勝手に動くようになっている?
どちらも間違えではないですが、厳密にはちょっと違う解釈になります。演奏時は、ネックを握っている手の感覚で距離を測りながら弾いているのです。ネックの縁から弦までの距離や、押弦しているフレットの隣のフレットまでの距離、弾いた弦の隣の弦までの距離を、手の感覚で測りながら弾いています。ウクレレのサイズによって距離が数ミリ違いますので、初めて弾くウクレレや、いつもと違うサイズのウクレレを弾く時は、距離を把握出来ずに間違えが多くなります。ウォーミングアップで、両手の感覚を慣らさないと、しっかり弾くことはできないでしょう。

間違えは?
押弦を間違えたり、弾く弦を間違えたりする事はもちろんあります。それを判断しているのは目ではなく”“です。楽器は耳で弾きます。間違えた演奏をすると、音にそれが現れます。音の違いを聞いたら、運指を修正します。この感覚は、楽器を弾く上でとても重要なことになります。正しいフレットを押さえて正しい弦を弾けば正しい音が鳴る訳ではないです。正しい音が鳴った時、それが正しい弾き方をしているということです。
初心者のうちは特に弦や指板に目線が行きがちです。ある程度弾くことに慣れたら、いち早く目線を外して練習をしてみましょう。慣れないうちは間違いだらけになると思いますが、そんなことは気にしなくてもいいです。見ていないのだから、間違えるのは当たり前です。自分の弾いている音を良く聞いて、耳を使って弾く練習をしてみましょう。音色やリズムに意識が向き易くなり、上達が格段に早くなるはずですよ。

譜面台のすすめ
練習の時、譜面台を立てて弾くと姿勢よく弾くことができます。目線の高さに合わせて、譜面台に譜面を置いて弾く練習をしましょう。姿勢が良いと、ウクレレを弾いている姿が格好良く見えます。練習の時は譜面を、本番はお客さんを見て弾くように心がけておくといいでしょう。

金髪センセー

lesson