ウクレレ ストラップ
ウクレレ・ストラップについて
ウクレレは小脇に挟んで、両腕で楽器を固定して弾く楽器です。小脇に挟みきれない大きなサイズのウクレレはストラップをして持つ事があります。今回は、ウクレレ専用のストラップを紹介しましょう。
ウクレレ・ストラップの利用
ウクレレは立って弾く楽器です。座って弾くこともありますが、上半身で楽器を持つフォームは解決していますので、座っていても持ち方が変わる訳ではありません。しかし、コンサートやテナー等、大きなサイズのウクレレを弾く時は、どうしても持ちづらくなります。ウクレレに厚みがあると、小脇に挟みきれなくなり、ウクレレを安定させる事ができなくなります。そこで、大きなサイズのウクレレを立って弾く時には、ウクレレ・ストラップを使います。使い方を見てみましょう。
ウクレレ専用のストラップ
ウクレレ・ストラップは、素材や柄、長さ等の違いにより、幾つかの商品が売られていますが、全て同じ構造をしています。下写真のように輪になった紐の先に、フックのような物がついています。
ウクレレ・ストラップの使い方
ウクレレ・ストラップの使い方を順を追ってみていきましょう。
まず、紐を首にかけます。この時、フックの向きが外側を向くようにする事がポイントです。長さは適当でいいです。後で長さを調整しますので、ひとまず首にかかっていればOKです。
ウクレレを持って、紐をウクレレの下から通して、フックを前面に出します。紐の長さが短いと作業しづらいので、ウクレレの前にでたフックまでの長さが短いようなら、一旦長くしましょう。
フックをサウンドホールの下部分に引掛けます。この時、ホールと1弦の隙間が、フックの大きさより狭いと、うまくフックが掛からないハズ。このような場合は、そのウクレレでそのストラップは使えません。フックの大きさが小さい物を購入しましょう。
首からぶら下がるような形になっていれば完了です。紐の長さを調整して、適度な高さになるようにして下さい。ストラップをしていない時と同じ高さになるようにセットしましょう。
ストラップの良い所
ウクレレは両腕で楽器を支えているため、安定して持つためには、ある程度の慣れが必要です。しっかり持つことができても、高度なテクニックを使ったり、スピード感のあるプレイをしようと思うと、腕の支えが緩くなることもあります。ストラップは、ウクレレの支えを補助してくれる働きがあり、安定した構えを楽にすることができます。右手を大胆に振り回すような、往復ロール・ストローク等も出来るようになるでしょう。フックを引っ掛けるだけなので、ウクレレに傷を付けることもありません。(フックにはウクレレに傷を付けないように、ゴムやビニールが巻いてあります。)安価で手に入るので、一つ持っていると便利だと思います。
ストラップ選び
ストラップには色々な種類があります。ストラップを選ぶ際に以下の事を気にしておくといいでしょう。
フックの大きさ
前述したように、サウンドホールと1弦までの隙間より大きなフックは使えません。ウクレレによって狭さが違うので、気を付けておきましょう。
紐の長さ
紐の長さは充分ありますが、最大に短くして構えた時に、それでも長すぎて、ウクレレが下の方に構えてしまう事があります。こうなると紐を切らなければなりません。大は小を兼ねないので、気を付けて下さい。
紐調整の仕方
紐の調整方法は、ストラップの種類によって異なります。ここで取り上げたような調整器具の付いた製品は、長さの調整がしやすいです。中には紐を結ぶ事で長さ調整するものもあります。一度長さを決めて、調整をしないのであればいいですが、自由に長さ調整ができる方が、格段に使いやすいです。
素材
普通に考えられる範囲でいいと思います。皮製は長持ちしますが、馴染むまで少し時間がかかります。布製は直ぐに馴染みますが、経年劣化が早いです。
柄
自由に選んで下さい。
ストラップの難点
ストラップを長時間していると、肩がこったり、首が痛くなることがあります。首からウクレレを下げているわけですから、まーそうなりますよね。程よく休憩を取りながら弾きましょう。
ストラップに頼り過ぎて、ストラップなしでは弾けなくなるのは良くない事です。あくまでウクレレは両腕で支え、立って持つことができるようにしておきましょう。大きなウクレレを弾く時や、超絶テクニックを披露する時以外はストラップをしないで弾けるようにしましょう。
金髪センセー