ペダルスチール

ペダルスチール

guitarペダル・スチールguitar

ペダル・スチール・ギターという楽器を紹介しましょう。日本では見ることの少ない楽器ですが、カントリー・ミュージックには必須のギターです。演奏をするのはとても難しい楽器ですが、その表現力は唯一無二であり、存在感も非常に大きく、楽曲の雰囲気を一発で変えてしまうほどです。ペダルスチールを見てみましょう。

guitar5ペダルスチール
「ペダルスチール」はスチールギターの仲間です。スチールギターには大きく分けて2種類のギターがあります。「ラップ・スチール」と「ペダル・スチール」です。ラップ・スチールはその名の通り、座って膝において演奏する楽器ですが、スタンドが付いており、膝に置かないで弾く事もできます。スタンドを延ばせば立って弾く事もできます。ラップ・スチールはボディーに弦が張られているだけのシンプルな構造をしており、要はペダル・スチール以外のスチール・ギターをラップ・スチールと呼んでいます。
ペダル・スチールは、スチールギターに、チェンジャーと呼ばれるペダルやニー・レバーが付いています。バーで弦を押さえて、ピックで弦をはじき、ペダルを踏んで、膝でレバーを操作しながら弾きます。楽器の構造上、スタンドを延ばすことはできず、座って弾きます。

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▲ペダルスチール。これは10弦のダブル・ネックです。

guitarblowペダルの役割
ペダルを踏むと特定の弦の音程が変化します。ある弦の音程が半音上がったり、1音上がったりします。音を聞く限りでは、ギターのチョーキングを行なったようになります。ペダルと音程の変化する弦の配置は決められており、自分で自由に変える事はできません。ペダル・スチールは、楽器ごとにチューニングが決められており、それに合わせたペダルが配置されています。変化する音程も決められています。ペダルの操作は主に左足で行ないます。

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▲ペダルが付いています。

guitarmustニーレバーの役割
ニー・レバーは、文字通り膝で操作するレバーです。膝を左右に振り動かすことで操作ができるようになっています。楽器のグレードによって、1本~7本くらいレバーが取り付けられています。ニー・レバーもペダルと同様に、特定の弦の音程を変化させる事ができます。レバーの操作できる弦、音程が決められているのもペダルと同じです。ペダルとの大きな違いは、レバーは音程を下げる事ができます。左右に動かすレバーなので、物理的に音程を下げる機能を付ける事ができるということです。ペダルは踏み込む動作をするので、音程を上げる機能しかありません。

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▲本体からレバーがぶら下がってます。

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ペダル・スチールの演奏ではボリューム・ペダルを必ず使います。楽器と一体型になっているボリューム・ペダルもありますが、多くは汎用品のペダルをセットして使います。ボリューム・ペダルは右足で操作します。ボリューム・ペダルは音量のコントロールを行い、ペダル・スチール独特なボリューム奏法をするのに必須のアイテムになります。ラップ・スチールでもボリューム・ペダルを使うことがありますが、ギター本体にボリューム・ポットがついているので、必須ではありません。ラップ・スチールは手元の摘みでコントロールができますので、ボリューム・ペダルを使わなくてもいいということです。ペダル・スチールは、ボリューム・ペダルを使うことが前提に作られているので、ボリュームが付いていません。

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▲ボリューム・ペダルは右足で操作します。

guitarsg1バーとピック
ペダル・スチールはスチール・ギターの仲間なので、左手にバー、右手にフィンガー、サム・ピックを付けて演奏します。この辺りはラップ・スチールと同じです。ペダル操作によって弦の音程を変える事ができるので、ラップ・スチール程はバーの動きが多くありません。

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▲バーと3本のピックで弾きます。

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ペダル・スチールの弦は10弦が基本です。まれに8弦のペダル・スチールを見ることがありますが、スタンダードなスタイルは10弦です。シングル・ネックとダブル・ネックの2種類があります。ペダルの数が収まらなくなってしまうので、ラップ・スチールのようにトリプル・ネックはありません。6弦のネックもありません。10弦と聞くとかなり難解なイメージを抱くかもしれませんが、まさにその通りで、かなり難解です。弦の多さに慣れるだけでも、そこそこの練習が必要です。

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▲ペダルスチールは10弦が基本です。

guitarlp1チューニング
前述したように、ペダル・スチールのチューニングは楽器の構造により決まっています。現在最も主流なのがE9thチューニングです。次に使われるのがC6thチューニングです。ダブル・ネックのギターでは、手前にC6、奥にE9がセットされています。具体的なチューニングの仕方は「ペダル・スチールのチューニング」に詳しく書いておりますので、こちらを参考にして下さい。

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ペダル・スチールはエレクトリック・ギターです。ラップ・スチールにはアコースティック仕様のものもありますが、ペダル・スチールにはエレキ仕様のものしかありません。ということで、ピックアップが搭載されています。ラップ・スチールに比べて、ハイパワーなものが搭載されていることが多いです。

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▲ハムバッキングのハイパワーなピックアップが搭載されてます。

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エレキ仕様のペダル・スチールには、もちろんアンプも必要になります。ペダル・スチールは基本的にはクリーン・トーンでプレイします。ハイ・パワーなピックアップにおいても、クリーンで伸びのあるトーンが必要になります。従って、アンプは要領の大きいアンプを使います。ペダル・スチール専用のアンプは200Wくらいのものが多いです。ロック・ギターではアンプのオーバードライブを利用しますので、50W〜100Wクラスのものが多く使われますが、歪を嫌うペダル・スチールでは大きな要領のアンプが好まれます。

guitar-125フレーズの特徴
ペダル・スチールのフレーズの特徴は、ペダル操作による音程変化を利用したものになります。ペダル操作による音程変化は、先にも述べたようにギターのチョーキングと同じような音になります。単弦でペダルを操作すると、まさにチョーキングと同じになります。しかし、ペダル・スチールでは、複音を鳴らしながら片方の弦だけを音程変化させたり、1本を半音、1本を1音と音程を変えることもできます。このようなペダル操作を使ったフレーズは、通常のエレキ・ギターはもちろん、ラップ・スチールでも鳴らすことはできません。この他にも、バーによるスライド・プレイや、ボリューム・ペダルによる奏法等、特徴的なフレーズが沢山あります。詳しくは各ページに記載していきます。

ペダル・スチールについて見てみました。少しでも興味を持っていただけたらと思います。

金髪センセー

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