スチールギター ブルースを弾く 1回目

スチールギター

guitar7スチールギターでブルースを弾くguitar7

※今回はハワイアンの記事ではありません。

スチールギターを使ってブルースを弾いてみます。スチールギターは、主にハワイアンやカントリーで使われますが、ブルースの分野にもしばしば登場します。バーを使ったスライド・プレイをする楽器ですので、ボトルネック奏法で弾くエレキ・ギターのように、ブルース・ミュージックを弾く事もあるわけです。ブルースがどういう音楽なのかを紐解きつつ、スチールギターでのブルース奏法を見てみましょう。

Pick4

guitar2スチールギターらしさ
スチールギターのチューニングをドブロ・チューニングやオープンG等にしてプレイすると、ブルースが弾きやすい?ですが、これでは、通常のギターでボトルネックを使ったのと同じ事になってしまいます。スチール・ギターを使う以上、出来るだけスチールギターらしさを出して弾きたいと思います。そこで、チューニングは一般的に使われているC6thに合わせて弾くことにします。また、オーバードライブさせずに、クリーントーンで弾く事にしましょう。

エレキ・ギターでフレーズを考えて、それをスチールギターで弾いたのでは、やはりあまり意味がありません。スチールギターを使って、アドリブを弾くためのポジションやフレージングを考え、スチールギターらしいハーモニーを入れて弾く事にしましょう。もちろん右手はサムピック+フィンガーピックx2で弾きます。ではブルースのフレーズを見てみましょう。

guitar2ブルースについて
定型の12小節ブルースを取り上げてみましょう。まずは、バッキングとコード・ワークから見てみます。ブルースはコード進行がある程度決められています。今回はKey=Cのブルースを取り上げます。コード進行は下のようになります。

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コード進行は覚えておきましょう。バッキングを弾くにも、リード・プレイをするにも、アドリブを弾くにも、コード進行は基礎になるので、とても大事です。コード進行を確実に暗記しておきましょう。曲調によって、2小節目がF7になったり、12小節目がC7であったりしますので、その都度対応します。今回は上に記したコード進行でいきましょう。

リズムはシャッフルで跳ねます。テンポによって弾き方は若干異なりますが、8ビートでハネます。では実際のコード・ポジションを見てみます。

guitar2コード・ポジション

ブルースは3コードで構成されています。全て7thコードを使うのも特徴です。Key=Cで使われるコードは「C7 F7 G7」の3つです。スチールギターで、これらのコードを弾くポジションを確認しておきましょう。

スチールギターでは、開放弦やスラント・ポジションを使わない限り、1ポジションで7thコードの構成音を全て鳴らす事はできません。従ってまず、トライアドを捉えて、7th音をフレーズの中で弾く事によって、7thコードを表現します。3コードのトライアド・ポジションは以下のようになります。

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3コードのポジション
Cコード  → 開放弦
Fコード  → 5フレット
Gコード  → 7フレット

これら、コードのポジションは、この先弾いていくリード・プレイにおいても、とても重要なポジションになります。これも確実に暗記しておきましょう。

guitar27thコード

スチールギターで7thコードを弾くには、7th音をフレーズの流れにのせて弾きます。各コードのフレットから、3弦の1フレット上、または、2弦の2フレット下に7th音があります。これら7thをフレーズに組み入れて弾きます。コードのトライアドと7thの位置関係は、リード・プレイでも役に立つポジションなので、しっかり覚えておきましょう。

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実際にバッキング・プレイを弾いてみましょう。ブルースでよく使われるバッキング・パターンである5th→6th→7thの動きを取り入れてみたいと思います。スチール・ギターでは、通常のギターのように、コード・トーンを自由に動かすことができないので、単音フレーズで流れを作ってみます。ルート音を6弦で弾き、3弦の1フレット上の7th音を使います。

Ex-1 バッキング譜例code1

基本パターンとしてこのように弾いてみました。7th音を鳴らすには、どうしてもバーの移動が伴います。バーを動かす時に、ブロッキングをうまく使って余弦の音を止めて、単音が鳴るように弾いて下さい。

guitar2バッキング・パターン

Ex-1のバッキング譜例を元に、応用パターンを弾いてみましょう。基本的なパターンは維持しつつ、リズム変化によるパターンを幾つか考えてみましょう。

Ex-2 バッキング・パターン1。プリングを入れて少し変化をつけます。

code4

Ex-3 バッキング・パターン2。リズムに少し変化を加えてみましょう。

code3Ex-4 バッキング・パターン3。H+Pで変化をつけてみます。

code2まずは、バッキング・パターンをみてみました。コードのポジションをしっかり覚えておき、色々な応用パターンを各自考えてみて下さい。リード・プレイに関しては次の記事に記載します。

金髪センセー

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